東大卒ブロガー アニコ先生の、”脱受験”のススメ!

学歴社会で人生を棒に振る日本人を1人でも減らしたいアニコ先生が、日本の全てのママ達に届けたいお話。

4月19日、佐々木さんへの手紙


佐々木さん、

今日研究会の後に”僕をさがして”を読みました。

「就活生にこんなものを読ませないでくださいよ」とも思うほどに図らずも突き刺さってしまったみたいです。

笑。

何だか脳内にくっきり原風景を焼き付けられたかのように思考を持っていかれてしまいました。

生きることはむなしいことなんですよね。

自分が自分に素直に生きれば生きるほど。

所詮、俺なんかから出てくる「自分」ってものはくだらない自己実現願望以上の欲望が出てくるわけもなく、

所詮全ては欲望なんですよね。


欲望。

誰に汚いものって教わったのかも分かりませんが、なぜかそれはむなしいものって直結してしまってる自分がいます。

ただ、それにがんじがらめになって一人ぼっちになって体を動かさなくなった2月に痛いほど知りました。

所詮は人間、弱肉強食の生存競争の中で奪い合って生き抜いてきたのが人間の歴史。

そこからどんなに遠く生きようと思おうが、思っていようが、

結局はそういう自然界に生きる一つの動物であることからは逃げられない。

俺は奪い合って、騙し合って、それで勝ち残る動物になろうと思っています。

その中に少しでも囲われた世界での安らぎを味わうことを楽しんでいけたらいいと思っています。



銀杏BOYZの歌に”人間”っていう歌があります。

「まわる まわる ぐるぐるまわる
 吐くまで踊る 悪魔と踊る  」
っていう歌詞がサビになっているパンクロッカーの悲しいラプソディー(?)です。

これが答えかどうかは分かりませんが、僕はいつか死ぬし、時間はけっこう普通に過ぎていくことも知ったので、

とりあえずの「60点」のこの気持ちを現時点の答えだと思って、生きていこうと思っています。

坂田先生がおっしゃってた「100点目指して締めきり遅れるより、60点でもとにかく出す」の「60点」です。笑。


就活に即すと結論は出にくい、どの欲望を信じていいのか分かりませんが、

自分の最も欲深い、というか惹かれてしまうものに巻き込まれながら生きていこうと思います。

そんな生き方じゃイチローのような、いやマザーテレサや職人さんのような確かなものなんて得られないのでしょうが、

俺は欲深い、それでいて少しでも多くの人を視野に入れられるリーダーになりたいと思っています。




なんて、考え始めると決して「それでいいんだ」なんて思えないのが正直なところ言えないことですが、

「60点」で前に進もうと思います。


いやー、俺も言い訳が上手くなったモノですね笑。

大人になったんだと思います。

それでは、この辺で。



ポンコロリ